妊娠中の主人のお腹に向かって絶え間なく吠え続けた犬は、最終的に主人の命を救った 1 - Matsuri Story

妊娠中の主人のお腹に向かって絶え間なく吠え続けた犬は、最終的に主人の命を救った

ペットの飼い主の多くは、猫や犬、またその他の沢山の動物は、人間が気づかない特定のことを察知して、直ぐに知らせてくれると言います。どういうわけか、ペットは人体に対して何か異常があるときに、本能的にそれを感ずることができる、いわゆるシックスセンスを持っています。彼らは直感で、潜在的な危険にすぐさま備えることができるのです。これはまさに、アルハンナ・バトラーと、彼女の愛犬のケオラの間に起きたことでした。

アルハンナと彼女の婚約者リッキーは、彼女の妊娠発覚に非常に喜んでいました。しかし、妊娠4か月目の頃、アルハンナの愛犬ケオラは、主人の大きくなってきたお腹に近づくたび、それを引っ掻いたり、わけもなくうめき始めたりと、何か奇妙な振る舞いをするようになりました。

最初のうちは、愛犬のこれらの反応について、アルハンナは特に気に留めていませんでした。

両親になることを夢見ていたアルハンナとリッキー

アルハンナと彼女の婚約者リッキーは、彼らが出会った瞬間に恋に落ちました。彼らはお互いの生活を一緒に過ごし、将来的には家族を作りたいと思い、そしてすぐ、赤ちゃんを産むことにしました。

最初のうちは、アルハンナは決して妊娠しないと、周囲の誰もが信じていましたが、ある日彼女は、病院から良い知らせを受けました。実際の妊娠が発覚したのです!アルハンナとリッキーは、家族として共に成長しようと心に決めていましたが、彼らにとって考慮すべきことは、赤ちゃんが出来るかどうかでした…。そしてアルハンナは妊娠する前、彼女の母親がかつて彼女に施した、子育ての良い習慣を学び、将来の赤ちゃんの世話を一緒に実行するため、小型犬を飼いたいと考えていました。そして2人は、彼らの人生のヒーローとなる、とても可愛い子犬を迎え入れました。

主人の妊娠に大興奮のケオラ

アルハンナとリッキーの愛犬であるケオラが、主人の妊娠に気づくまでに、それほど時間はかかりませんでした。彼がアルハンナの腹を見たときの様子から、あなたは彼の興奮を確実に感じることができました。

ケオラは、いつでも快く人間の抱っこに応じた、とても賢くて愛らしい子犬でした。主人の妊娠の状態を察知したケオラは、いっそう優しく見えることは明らかでした。ケオラは常に主人アルハンナのそばにいて、新しい存在が家族に仲間入りすることを、確実に感じ取っているようでした。町に散歩に行く代わりに、ほとんどの夜をソファで過ごし、ケオラの頭は、日に日に大きくなる主人アルハンナのお腹の上によく乗せられていました。しかしある日、ケオラの行動が急速に変化しました。

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