三つ子を養子に迎えた1週間後、夫婦は医者から信じられない告知を受ける 1 - Matsuri Story

三つ子を養子に迎えた1週間後、夫婦は医者から信じられない告知を受ける

サラとアンディーは、長い間子どもが欲しいと考えていたが、その願いは、なかなか叶わず身も心もボロボロになり始めていた。やがて、2人は「プランC」として養子を迎えることを決める。養子縁組の手続きは大変だったが、ついに親として選ばれるその時がきたのだ。しかし、その1週間後、二人は医師からとんでもない告知を受けることになるのだ。そして、ここから彼らの人生は想像を超える形で変わっていく。

生みの親から選ばれた夫婦、しかし事態は悪い方に向かっていく

サラとアンディーは仲睦じい夫婦だった

オクラホマ州タルサに住むサラとアンディー・ジャスティスは、のどかな生活を送っていた。結婚してから3年、そろそろ赤ちゃんを家族に迎え、2人だけだった家族を大きくしたいと考えていた。

結婚して数年たった他の夫婦と同様に、ジャスティス家にとっても赤ちゃんを授かることが次のステップだった。結婚後数年間で相手のことをより深く理解し、愛を育んできた今、新たな生命をこの世に誕生させ、2人で愛情を注いでいきたいと思うのは自然なことだった。しかし残念ながら、ジャスティス家には、別の運命の計画を用意していたようだ。

結婚から3年後、何かが欠けていると感じる

ジャスティス家の2人は、3年間ほど幸せに暮らしていたものの、何かが足らないと感じるようになっていた。当然次のステップは赤ちゃんを迎えることだが、サラにとって、それは簡単なことではないようだった。

近年、多くの女性がそうであるように、サラもまた、なかなか赤ちゃんを授かることができなかった。サラは、夫と3年間、妊娠を試みてきたものの、成功しなかった。妊娠を望んで努力し続けたにもかかわらず、結果が実らないことで、夫婦はかなり参ってしまっていたのだ。更には、結婚生活までもギクシャクし始めた為、2人は他の選択肢も視野に入れることにした。そう、不妊治療専門医にかかることを決意するのだ。

その選択が吉と出るか凶と出るか・・

不妊治療のために遠くの医者にかかることを決意

サラとアンディーはどうにか子どもを授かれないものかと、不妊治療専門医を探すことに決めた。実際、妊娠できないのはどちらのせいでもなかったが、とりわけ2人の結婚生活を健全に保つためにも、専門医の助けを求めることが最良の選択肢だと思われた。

不妊治療専門医を探し始めた彼らにとって、唯一の問題は、タルサには不妊治療を専門とする評判の良い医者がいないことだった。そのため、2人はタルサ以外の場所で探さなければならなかったが、タルサから一番近いとされる専門医でさえ、遠く離れたミズーリ州のセントルイスにいることが分かった。不便ではあるが、神様から素晴らしい贈り物を受け取ることができるかもしれないと思うと、移動の苦労は大した問題にはならなかった。

6時間の長距離運転、それでも結果は得られず

2014年、ジャスティス家の2人はタルサにある小さな家から遠く離れた大都市、セントルイスに向かった。高速道路を6時間運転しなければならない道のりは非常に長く感じられたが、それでもサラに必要な不妊治療を受けるためにはしなければならなかったのだ。

セントルイスに着くとすぐに、2人が見つけた専門医の指示に従ってサラは治療を受けた。しかしその後、2人は悪い知らせを受け取ることとなる。最初の治療はうまくいかなかったのだ。2人はひどく落ち込んだ。しかし、赤ちゃんを授かると決意したのだから、ここであきらめるわけにはいかなかった。依然として、他の選択肢も検討し続けた。

サラとアンディー、体外受精を検討する

サラとアンディーは不妊治療の選択肢の1つとして、体外受精について尋ねた。担当医師は、2人とも体外受精をするのに適格ではあるものの、それでも体外受精によって妊娠する可能性はほんの10%だと告げた。

妊娠する可能性がほんの10%であるにもかかわらず、サラは過酷な治療を受けなければならなかった。体外受精の治療は、生体内を傷つける可能性もある。また、サラは卵巣から卵子を採取するにあたって、数ヶ月も前からホルモン治療を受けなければならなかった。こうした治療すべてを終えた後にも、もしかしたら受精卵が着床しないかもしれない可能性があると思うと、2人は何だかスッキリしない気持ちなのだった。

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